椎葉村は、宮崎県東臼杵郡にある人口約2,500人の村です。人口は少ないものの、宮崎市・小林市といった都市と並ぶほど、面積のひろい村です。その面積の約96%は森林が占めており、「日本三大秘境」だとか「九州のチベット」などと言われるほど、雄大な自然美がある場所です。
椎葉村には、古くから「かてーり」と呼ばれる精神が受け継がれています。「かてーり」とは簡単に言うと「助け合い」の意味で、美しくも厳しい自然と共存するうえで、人間同士の助け合いが必要不可欠という考え方です。ですから日々の暮らしも、子育ても、「みんな」で取り組むあたたかさがあります。
子どもが生まれた場合、子どもの人数に応じて誕生祝い金(すこやか祝金)を支給しています。支給は出生から5年後で、金額は第1子なら10万、第2子20万、第3子50万、第4子からはなんと100万円と高額です。
椎葉村には公立の保育所が4施設あり、いずれも待機児童はゼロです。小学校は5校、中学校は1校のみ。教員1人あたりの生徒数は約3人と、じっくりと教育に取り組むにはベストな環境です。
6歳未満の子供のためにチャイルドシートを購入した場合、購入金額の半額を村が支援しています。
椎葉村では「焼畑」と呼ばれる独特の農法が伝わっています。4年農地として使われた土地を20年かけてまだ自然にもどし、連作による土地の被害をなくすものです。自然を敬い、作物に感謝する心が受け継がれていて、地元の子ども達が体験学習を行っています。
椎葉村は広大のため、毎日子ども達が通学するには困難な場合もあります。そのため中学校には寮があり、高校は寮や下宿を利用して村外の学校へ通います。生活の支援策として、学生1人あたり2万円/月の補助が出ます。
2020年に椎葉村初の図書館「ぶん文Bun」がオープンしました。これまでとは違う椎葉ならではの分類方法とディスプレイを採用しています。
現在、求人はありません。