延岡市は大分県との県境にある、県の北部地域を代表する中核都市です。人口は約11.6万人で、宮崎市・都城市について宮崎第3の都市です。2006年～2007年にかけて周囲の市町と合併し、九州で2番目に広い都市となりました。
総合化学メーカーである「旭化成」の支社があることから、事業者・市民・行政が一体となった〈市民協働〉をテーマに街おこしをしています。『ゴールデンゲームズ in のべおか』『延岡西日本マラソン』といった、独自のスポーツイベントがその特徴です。
延岡市の保育・教育施設は2019年時点で51カ所あり、待機児童はゼロの状態です。
しかし延岡市は離婚率が国や県の平均値よりも高く、働くひとり親家庭への支援や、保育施設の質向上が急務となっています。保育の受け皿を維持するため、市は保育士さんの育成や市外からの移住促進に力を入れています。
働きながらでも子育てができる環境づくりを目指し、放課後児童クラブ・病児保育・病後児保育施設を積極的に開設しています。
延岡市では現在、18歳以下の子どもがいる家庭が市外から移住してくる場合、家賃補助として最大10,000円を補助しています。もし世帯主またはその配偶者が保育士の場合は、さらに5,000円上乗せして最大15,000円の補助を、最長12ヶ月間受け取ることができます。
母子家庭・父子家庭の保護者が保育士資格取得のために養成校で修学する場合、訓練促進給付金として月額70,500円～100,000円を最長4年間支給しています。
ＪＲ延岡駅周辺に、幼稚園教諭や保育士を要請する学校の通信教育課程を設置予定です。 ネットを通じて自宅学習ができるほか、通学が必要な科目も延岡市内で履修できます。働き手を増やすことはもちろん、現役の保育士さんが幼稚園教諭免許を取得することで、こども園でも働くことができるようになるメリットがあります。
