バスの添乗で気を付ける事

2021.04.04
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バスの添乗で気を付ける事

保育所によって変わりますが、通園バスがある園もありますよね。筆者は添乗経験もありますし、運転手として送迎を行っていた経験もあります。そんな添乗業務での気を付けるべき事をお伝えしていきたいと思います。

添乗する場面

  • ・通園バス…登園や降園の際に運行します。所定の送迎場所に向かいますが、ほとんどが乗った園児の家の近くに停留所を決めています。
  • ・園外活動…園独自のバスがある園では園外活動の際にバスを使ったりします。その際には必ず運転手以外に保育士が添乗します。

添乗業務で気を付けなければならない事

通園バスの場合

■誰がどこで乗るのか出発前に確認する

・その日休みの子どもや保護者が送迎するので利用しないなんてこともありますので、それを運転手と共通理解していないと非常に困ります ※筆者体験談

■お迎えに行った朝は必ず元気にあいさつ

・保護者は園に出向いていなので、その保育士の言動一つで安心したり不安になったりすることを自覚しておかなければなりません。

■子どもにしっかりとマナーを指導する

・安全管理にも繋がりますし、子どもが席を立つ、騒ぐなどの行動があった時にはしっかりと注意して辞めさせましょう。大きな声は運転手の注意力を低下させ非常に危険です。

■楽しく登園できる雰囲気を作る

・マナーや安全管理をすることは最優先ですが、楽しく登園出来るような雰囲気をバスの中で作る事も大切です。添乗業務の大きな使命です。

■帰りは必ず簡単にでも子どもの一日の様子を伝えましょう

・その担任などにメモ書きなどを貰って、その子の様子を一言でも伝えましょう。「さようなら」だけでは保護者は不安になってしまいます。

■寝ない!!

・筆者は何度か寝そうになった事があります。連日の激務で体も疲れ果て、心地よい揺れについつい、うとうとしてしまいますが、子どもたちの安全を守る大切な使命がありますので、気を付けましょう。

■ハプニング

保護者が寝過ごして、決められた時間に停留所に来ない事がありました。そんな時は園に連絡して保護者に、「バスは時間になったので出ました」と伝えてもらいます。待ってあげたい気持ちはありますが、その後の家庭が困ってしまうために時間は厳守してもらわないといけません。

園外活動の場合

■どこに、何人で、どのルートを通るのかなどを上司に伝えておく

・これは必須であるかとは思います。専用用紙に記入して主任や園長に提出します。帰る時間や到着する時間など、園に居る保育士や管理職がある程度把握しておくことが大切です。※緊急の避難場所も決めておくといいと思います。

■バスのマナーはしっかりと伝えていく

・皆で乗ると楽しくてついつい騒がしくなりがちです。公共の場でのマナーを身に付ける事が出来るようにその場に適した声の大きさなどを伝えていくチャンスです。

■子どものようすをよく見ておく

・トイレや気分が悪いなど、事が起こってしまった後では処理も大変になるので、よく様子を見ておいて、早めに声を掛けてあげましょう。最寄りのコンビニや道の駅などに寄って休憩する必要があります。事前に目的地までのトイレなどは確認しておきましょう。

■寝ない!!

・通園バスと同じように特に帰りの車内は子どもたちも眠る事が多いと思いますので、車内はα波に溢れますが保育士はしっかり起きて子どもの安全管理に務めましょう。※眠気覚ましのガムを噛むのもいいと思います。

まとめ

比較的、保育時間の短い幼稚園では一般的に使用されている園バスですが、保育所で所持、利用している園は少ないかと思います。保育時間が長いので保護者が迎えに来るために園バスが必要ないのです。しかし、遠足などで利用する可能性はありますので、添乗の際には上記の事に気を付けましょう。