【保育士の身だしなみ】保育のプロとして優先順位を知ろう
- 2021.04.04
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制服があったり、私服OKだったりと、勤務時の服装は勤める保育園によってさまざまです。いずれにしても保育士は子ども達の見本となり、また保護者からもプロとしての対応を見られる立場。この記事では、保育士として働く上での、基本的な身だしなみへの考え方を解説していきます。
オシャレと身だしなみの違いとは
オシャレは自分を満たすためにするのに対して、身だしなみは他者へ配慮するために存在します。どの職業であっても、どういう服装であっても身だしなみは社会人としてのマナーであることは間違いありません。
保育士が特に意識することは清潔感と安心感です。園児はもちろんのこと、送迎時の保護者や園外の地域の人からも保育士は見られています。身だしなみを整えることは園全体の評価にも影響を与えることを知っておきましょう。
保育士はカジュアルだから大丈夫ではなく、「これがプロの保育士の正装だ」という気持ちを持つことが大切です。
身だしなみの優先順位
身だしなみの優先順位は、以下のとおりです。
- (1)園児の安全&安心
- (2)保護者からの信頼
- (3)機能的
- (4)自分なりの個性
このような順番になります。もし自分なりの個性を出したい場合は上記の(1)~(3)の条件を満たした上で行いましょう。
これらのポイントを踏まえて具体的にご紹介します。
髪型
まず長さは短くスッキリしたショートヘアか、長いようであれば結んでまとめておきましょう。動くたびに髪を直さなければいけない髪型だと仕事の効率も下がってしまいます。
前髪が眉より長く顔にかかると暗く見えて、良いイメージを与えません。園児からは怖く見えてしまう可能性があるので避けましょう。もし伸ばすのであれば、前髪を留めるなどして顔が見えると良いでしょう。
髪をまとめる際は、園児たちがケガをする可能性のあるバレッタなどのアクセサリーは避けて、ヘアゴムを使用しましょう。
髪色
髪色に関しては園のルールによっても変わりますが、基本的には暗めの色を選んだ方が無難ではあります。明るい色が必ずしもダメというわけではありませんが、園児や保護者からどのように見えているかを優先する方が保育士としては大事なことです。
服装
服装は機能面と安全面が特に出やすい部分です。
まずスウェットパーカーなどのフードや紐のついたデザインのものは避けましょう。子どもが引っ張ったりすると、首に巻いて事故につながってしまう恐れがあります。またボタン付きのブラウスやビーズなどの装飾物も、縫いが甘いとボタンが落ちて誤飲してしまう可能性があるので避けましょう。
着るべきものは洗えて動きやすい、ストレッチ素材の服です。夏はTシャツ、冬はトレーナーが便利です。動きやすいトレーニングウェアも良いですが、デザインが派手なものや、だらしなく見えないように心がけましょう。
メイク
メイクは意見の分かれるところでもあります。
メイクするのは保育士として似つかわしくないという意見もあれば、ノーメイクで仕事をするのはだらしなく見えるという意見もあります。
結論としては、適切な見苦しくないナチュラルメイクにするのが最も無難といえます。
園児や保護者や職員に不快感を与えないバランス感覚を身につけましょう。
アイラインやつけまつげのようなフルメイク、また香水などの使用はもってのほかです。
保育士全体の調和性なども意識することが大切です。
それとは別にUVケアはしっかりと行いましょう。保育士は外の活動が多く、特に夏場は日に焼けます。近年ではUVカットの服などもあるのでそちらと併用すると効果も上がります。
その他
その他、細かい部分ではネイルやアクセサリーなどにも注意しましょう。
長い爪はそれだけで引っ掻いてしまう恐れや、ジェルなどが剥がれ落ちて誤飲の可能性があり危険です。アクセサリーも同様に付けないほうが安全です。ネームプレートに関しては安全ピンなどが付いていないかも確認する必要があります。
まとめ
保育士の身だしなみについてご紹介しました。保育のプロとして優先順位を意識した身だしなみで業務に当たりましょう。優先順位さえ守ればその中ではアレンジも自由です。キャラクターものの靴下などを持っていればそれだけでコミュニケーションの手段が1つ増えます。自分なりに色々と工夫をしてみましょう。