0歳児・乳児保育とは?仕事内容と必要な資格
- 2021.04.04
- 保育園について
現代は共働き家庭の増えて、生活スタイルの変化に伴い、乳児期の育児が難しい環境にあります。 そこで需要が増えているのが、最も成長する時期にあたる「0歳児・乳児保育」です。 2015年には「子ども子育て支援新制度」が開始され、0歳児~2歳児の乳児を預かる「小規模保育」が認可事業となりました。 そこで今回は、近年需要が急速に高まっている「0歳児・乳児保育」の特徴、保育士の仕事内容、必要な資格について見ていきましょう。
保育園の0歳児・乳児保育
乳児保育とは「0歳児~2歳児」を対象とした保育のことをいいます。
「乳児」は0歳児のことを指すため、「ゼロ歳児保育」と呼ぶことも多いです。
乳児に対する保育士の配置基準は以下のように明確に定められています。
- ・0歳児3人に対して保育士1人
- ・1歳児・2歳児6人に対して保育士1人
乳児は身体的・精神的にも大きく成長する時期にあたり、誤飲・転落などにも細心の注意を払うことが重要です。
0歳児・乳児保育の仕事内容
0歳や1歳の乳児が対象となるため、3~5歳の園児とは異なり、「できること」が限られています。
「0歳児・乳児保育」の仕事内容は乳児に最適な遊びやおもちゃ、歌などが中心となります。
0歳や1歳は好奇心旺盛のため、新しいことをぐんぐんと吸収していき、成長を感じるスピードも早いです。
▽保育士の仕事内容
- ・食べる、寝る、着替える動作を身につけさせる
- ・遊びにより心身の健やかな成長をサポート
- ・社会性を身につけさせる
- ・保護者に教育などのサポート、アドバイス
- ・園だよりなど配布物の作成
- ・イベントや行事の計画立案・実行
- ・施設内の安全点検
「0歳児・乳児保育」を担当する保育士は人間が最も成長する時期に保育に携われることができるメリットがあります。
「0歳児・乳児保育」は少人数制のため、一人ひとりの保育にじっくりと向き合えるでしょう。
子どもと感動を共有したり、保護者さんと強い信頼関係を築けるため「やりがい」を感じられる仕事です。
0歳児・乳児保育に必要な資格は?
0歳児・乳児保育に携わるには保育士資格が必要です。
保育士資格を取得する方法は、養成校(専門学校・短大・大学)を卒業する、または保育士試験に合格して資格取得する方法があります。
保育士資格がなくても保育士のサポートをする「保育補助」として働くことは可能です。
未経験者はまずは「保育補助」として働きながら保育士の資格を目指す方法もおすすめです。
「保育補助」は正職員採用はほとんどなく、パート・アルバイトに正職員(正社員)としての雇用はなく、パート・アルバイが多くなっています。
0歳児・乳児保育の仕事で大変なことは?
乳児は言葉によるコミュニケーションが取れないため、保育士は乳児の性格や個性を見極めながら対応する必要があります。
乳幼児への食事、睡眠、衣類の着脱、排せつ、環境を清潔に保ちながら、対応することも大切です。
生後6ヶ月ぐらいを過ぎると、病気・感染症(風邪・インフルエンザ、ノロウイルス)のリスクにも十分な注意が必要です。
また、保護者・地域との交流、外部研修に参加したり、仕事内容は幅広いです。
まとめ
生後から満1歳未満を乳児と呼び、その成長著しい時期に保育を求める需要が高まっています。
現代は女性の社会進出が進み、共働きや保育の時間が確保できないケースが増えているためです。
0歳児・乳児保育に携わる保育士は成長の姿を間近で見守ることができ、やりがいを感じられます。
乳幼児の保育に興味がある方は、0歳児・乳児保育を検討してみてはいかがでしょうか。