新卒の保育士が最初に抑えておくポイント

2021.04.02
保育園について
新卒の保育士が最初に抑えておくポイント

いよいよ自分が保育士として働くとなると、期待感と同時にうまくやれるかなという不安感も同時に押し寄せてきます。今回は新卒の保育士として、またいち社会人として、抑えておくべきポイントをご紹介します。

社会人として抑えておくポイント

時間管理と体調管理

1人の行動が全体に影響することを意識していきましょう。

まずは時間管理です。保育園によっては出勤時間が一定のところもありますが、基本的には早番や遅番があるところが多いでしょう。時間を間違えてしまうと1日全体の園の運営にも支障が出てきてしまいます。また交通機関の遅延などあるので、余裕を持って行動するのがお勧めです。

体調に関しても改めて見直しましょう。アルバイトの時でしたら自己管理の甘さも、ある程度許されていたかもしれません。しかし保育のプロとして現場に立つ以上、体調も普段からしっかり管理する必要があります。健康や体調管理も立派な仕事のうちの1つです。

言葉遣い

日常で使うことのなかった敬語を使う機会が増えます。

園児との会話ではほとんど使われないのでつい忘れてしまいますが、職場での言葉遣いには注意が必要です。特に保護者との会話や電話対応などをする際に、キチンとした言葉遣いができないと園の印象にも大きく影響を与えてしまいます。初めは自分で調べたり、先輩保育士に教わりながら学んでいきましょう。

笑顔と前向きな姿勢

笑顔や前向きさは社会人としてとても大切です。

保護者や園児たちはどのような保育士を望んでいるでしょうか?当然子どもたちが喜ぶような明るく楽しい保育士ですよね。プロとして現場に立つ以上、先輩に注意をされたりプライベートで嫌な出来事があったとしても笑顔でいることが求められます。そして感情を前向きに持っていけることは今後の自分の人生にとってもおおいに役に立つので重要です。

保育士として抑えておくポイント

園児の安全

何よりも重要なことは園児の安全です。

保育園は保護者にとって、一番大切な「命」を預ける場所になります。怪我の元になるような危険を事前に察知するような目利きの力を磨きましょう。子どもの遊び方が危なくないか、異物を口に入れようとしていないか、楽しく遊びながらも注意が必要です。

また食べ物のアレルギーを確認したり、熱などの体調の変化がないか常に気を配ることも大切です。

職員同士のコミュニケーション(報連相)

保育士の仕事はチームで行うことが大切です。

新人の保育士が1人でできることは限られています。自己判断をしてしまうよりも、キチンと先輩保育士や園長先生に伝えて問題を共有することが大切です。例えば、もし園児の状態を他の保育士にも共有していれば、自分がいない時でも保護者にキチンと伝えることができます。自分がいなくても保護者対応が可能になりますし、保護者としても全員で子どもを見てもらえているという安心感にもつながります。

園児との接し方

キチンとお手本となるような言葉遣いや所作をすることが大切です。

子どもは大人のマネをするのが大好きです。ふだん一緒に接することの多い担任の先生だったらなおのことマネをしたがるでしょう。園児と話す時は目線を合わせてしゃがんだり、注意をする時はしっかりと目を見て話したりすることも重要です。

また園児それぞれの個性や好きなことを把握しておくことも大事です。パーソナルなコミュニケーションを取ることができるようになると、子どもにも保護者にも喜ばれて自身のやりがいにもつながります。

保護者対応

保護者といっても十人十色、その人に合った対応が求められます。

まずは早めに顔を覚えるのが大切です。その際保護者の仕事内容や特徴を捉えておくと、情報が合わさってより覚えやすくなります。その日、子どもに起こったことは些細な事でも率先して伝えましょう。そうすることで保護者との間に信頼関係が築かれていき、コミュニケーションも取りやすくなります。保護者と接する時はくれぐれも言葉遣いに気をつけましょう。

まとめ

初めての仕事は学ぶことがたくさんあって大変です。ですがお伝えした内容はこれから社会人として、保育士としてキャリアを積んでいくための大切な要素となっています。できることが増えてくると仕事はますます楽しくなっていきますので、ぜひこれらのポイントを抑えて素敵な保育士を目指してください。