延長保育の内容と定義とは?
- 2021.03.27
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どの園にも延長保育というものが存在すると思います。幼稚園型の認定こどもでも延長保育が必要とされています。今回の記事ではそんな延長保育について、現場での経験を織り込みながら掘り下げていきたいと思います。
■延長保育とは?
夫婦の共働きによって、保育時間までにお迎えが出来ない家庭に向けて保育時間を延長する制度です。その時間は園によって様々です。16:00以降であったり、18;00以降であるなど園独自の時間設定がされています。○号認定によって提供する保育時間が違う事も理解しておかなければなりません。
例えば、1号認定の家庭が受けられる保育時間は9:00~14:30までとなっており、本来、園の規定の延長保育開始時間が18:00以降であっても、14:30~延長料金が必要になる場合もあります。※園によって多少異なります。
働く親にとっては非常にありがたい制度ですね。
■延長保育は料金が必要?
通常の保育料に加えて、延長保育を利用する場合は、別途料金が必要になる園がほとんどです。「この日だけは仕事の都合でどうしても延長保育を利用したい」という方には日割り計算や単発での料金で利用できますし、「毎日延長保育を利用しなければならない」という方には月額での料金で利用できる園がほとんどです。
■延長保育は何時まで利用できる?
これも園によって様々です。未だに延長保育を実施していない園も少数ではありますが存在し、16:00に園自体が閉まってしまうケースもあります。
とはいえ、ほとんどの場合が早くて18:30まで。遅い園だと何と20:00まで。多種多様です。
■筆者の実体験
それでは次に筆者の実体験を、A園とB園2つのケースでお伝えしていきます。
【A園】
幼稚園型の認定こども園
延長保育の時間…14:00~18:30
料金…毎日利用で月額6,000円 日割り:1日300円
通常の保育は14:00まで。それ以降はバスで降園したり園に保護者がお迎えに来たりします。14:00以降は延長保育になります。延長保育担当の職員が1名。担任をしている幼稚園教諭が1名の計2名の職員で保育します。
【B園】
地域裁量型の認定こども園(保育園)
延長保育の時間…18:15~20:15
料金…時間計算で30分ごとに200円
《具体例》 18:15~18:45まで200円
18:45~19:15まで400円
19:15~19:45まで600円
19:45~20:15まで800円
16:00に降園活動が終わり、異年齢保育になります。そこはまだ延長料金がかかりません。
18:15になるとおやつが始まり、そこから延長料金になります。保育士は2名でその園では延長保育専属の職員はいないため、輪番で担任が務めました。
■延長保育の内容
主に異年齢での活動や遊びを行います。給食だけではお腹が減ってしまうのでおやつを食べるところがほとんどではないでしょうか?暗くなるまでは園庭で遊び、暗くなると一部屋に集まってそれぞれの好きな遊びを展開させていきます。
■延長保育で困った経験
私が経験した中で困った経験があります。上記のB園での出来事です。ご覧いただいて分かるように非常に長い勤務になる園でした。日中の保育で披露困憊なのに、20:15までという気が遠くなる時間。しかも需要があり、延長保育も非常に多い人数が利用していましたし、20:15ぎりぎりまで利用する方も必ず毎日いらっしゃいました。
ある日の延長保育で20:15になってもお迎えが来ない。お母さんに連絡しても繋がらない。困り果てました。子どもも不安になっていましたし、正直、私にも家庭があり、子どもたちが帰りを待っていたので早く家路につきたい気持ちでした。やっとお母さんがお迎えに来た時間が20:45。とっても疲れました。
■まとめ
- ○延長保育は働く親の為に保育時間を延長する制度
- ○延長できる時間は園によって様々
- ○延長料金も園によって様々
- ○何号認定を受けているのかしっかり把握しておくこと
- ○延長保育専属の職員がいない場合は、担任をしている保育士が輪番で担当する