ウイルスについて学べる絵本を紹介
- 2021.03.30
- お役立ち情報
2020年世界的な流行を見せた新型コロナウイルス。近年これほどまで感染症に注目が集まったことはなかったのではないでしょうか?これを機会に、園児たちにはウイルスや感染症のリスク、手洗いやうがいの大切さを学んでもらいたいです!
園児たちにも理解してもらえる…こんな時におすすめなのが絵本です!ウイルスを擬人化したイラストはわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください!
■講談社 よーするに医学えほん からだアイらんど インフルエンザ編
作:きむら ゆういち 川田 秀文 絵:中地智
インフルエンザのしくみを、子どもたちにとてもわかりやすく表現した絵本です。
人間の体を1つの島国(アイランド)に例えて、ここへ侵略してくるインフルエンザウイルスをいかにみんなで力を合わせてやっつけるかというストーリー形式となっています。
体の各器官がどんな役割を果たしてウイルスと対峙するのか、実際の体の働きに沿ってわかりやすく、ワクワクする展開で教えてくれています。扁桃腺が「へんとうせんとう」という銭湯になっていたり、名前をうまくブレンドして子供たちにもわかりやすく表現してくれているところが魅力です。
ウイルスをやっつけるという目的が子供たちにもすんなりと入っていくでしょう。
■ポプラ社 インフルエンザウイルスのフルくん
文:おかだ はるえ 絵:西川 智英美
こちらもインフルエンザウイルスについて、フルくんというかわいいキャラクターを通してわかりやすく解説してくれます。
ウイルスが体内で増殖すること、また免疫機能が働くことなど、絵本を通して感染症の仕組みを理解することができます。
「インフルエンザはなぜ毎年流行するのか?」こういった疑問も、ウイルスの変異について詳しく触れることで解消してくれます。
ウイルスは手洗いやうがいをサボっている人間が大好きです。こんな風に言われたら園児たちもキチンと手洗いやうがいをしないと、という気持ちになることでしょう。
保育施設での指導教材としてもおすすめです。
■福音館書店 ぼくびょうきじゃないよ
作:角野 栄子 絵:垂石 眞子
釣りの約束をしていたケンは前日に風邪を引いてしまいます、どうにかして風邪を直したいケン。そこへ白衣を着た大きなクマが入ってきて、うがいの方法を教えてくれます。
1989年に出版されたロングセラーの絵本です。クマのお医者さんの治療法はとてもユーモラスで、
例えばうがいの方法は「ゴロゴロ ガラガラ ガラパッチ。ガラゴロ ガラゴロ ゴロパッチ。 クチュクチュ ペッペの クマパッチ」
園児たちも聞いただけで、思わずマネしたくなってしまいます。他にもクマ式の熱の冷まし方や効果的な寝方等、少し変わった方法を使って教えてくれます。
子どもは季節に関係なく年中風邪をひきやすいため、身近な「風邪」をテーマにしている絵本はぜひ取り入れたい作品といえるでしょう。
どんなに予防していても、風邪はひいてしまうもの。そうなった時の対処法を知っておいてもらう良い機会となります。
■WILLこども知育研究所 どうしてかぜをひくの?インフルエンザになるの?
監修:清水直樹 清水さゆり 絵:せべまさゆき
編著:WILLこども知育研究所
病気について理解し、体への関心を深めていく入門書シリーズ。
こちらは病気になる原因を、かわいいイラストでやさしく答えてくれる絵本です。
ウイルスについてや、風邪とインフルエンザの違い、くしゃみが出る原因など、子どもにとって身近な病気の原因や予防などをわかりやすく教えてくれます。
くしゃみをして飛まつが飛び散ると、どのくらい周囲が汚れるかなどを、イラストで子どもたちにわかりやすく表現してくれています。
予防の大切さを伝えているので、予防接種を嫌がる子ども、手洗いをキチンとしない子どもたちにはより効果的でしょう。
いかがでしたか?今回は、楽しみながらウイルスや感染症のリスクを学べる絵本をいくつか紹介しました。
子ども達の安全や健康を守るためにも、是非参考にしてみてくださいね!