【復職や転職にもおすすめ】ベビーシッターという働き方

2021.03.31
転職マニュアル
【復職や転職にもおすすめ】ベビーシッターという働き方

これまで保育の仕事といえば、保育士や幼稚園教諭とされていましたが、今ベビーシッターという働き方にも注目が集まっています。

以前はベビーシッターの利用というと、所得にゆとりのある富裕層に限られていました。

しかし、現在は行政でもベビーシッターを利用するための補助金を交付するなど、積極的にベビーシッターを利用しやすい環境整備が行われています。そのためベビーシッターの将来性は非常に高いと言えます。

ベビーシッターとは

ベビーシッターとは1〜2人くらいの子どもを、利用者の自宅もしくは指定の場所にて保育するお仕事です。

仕事で手が離せない時、用事があって外出している時間に子どもの世話をしたり、時には結婚式などのイベント会場で保育を行ったりもします。

保育士のような資格が必要ないため、個人で開業することもできるのですが、命を預かる仕事なのでその責任は重いといえます。そのため主にベビーシッター専門の派遣会社と社員契約をし、派遣会社のベビーシッターとなることが多いです。

他にもマッチングサービスを利用して、子育てをしている利用者とベビーシッターとして働きたい人を直接つなぐサービスもあります。

最近では保育士からベビーシッターへ転職するといったケースもよく見られるようになりました。その理由はやはり、保育士資格を持っていることが利用者にとって絶大な信頼感へと繋がるからです。

 会社によっては独自にベビーシッターの研修を行っているところも多く、保育業務にブランクがある人にとっては、嬉しいポイントになるかもしれません。

 主な勤務内容

保育士とベビーシッターの大きな違いとしては、集団の保育をするか個人を保育するかの違いが挙げられます。ベビーシッターは個人に焦点を当てているため、サービス内容がより濃いものとなっているのが特徴です。

保育内容としては、食事の介助や排泄介助などの基本的な日常生活のお手伝いから、一緒に遊んだり勉強のサポートをしたり、さらには習い事の送迎や保育園・幼稚園・学校への送迎などもあります。

保育士に比べて非常に自由度が広く、契約内容によっては、保育仕事と合わせて家事代行のサービスを提供することもあります。

仕事や育児に追われ、時間がない現代の子育て事情を反映するように、買い物やお洗濯、お料理など、ベビーシッターへの依頼や要望も増えていっている傾向です。

ベビーシッターとして働くメリット

子育てとのバランスを自分自身で調整できる

ベビーシッターは、自分のペースで働きやすいのが特徴です。

例えば子育て中の場合、正社員として働くには、なかなか時間の融通がきかない側面があります。

しかし、ベビーシッターであれば自分のスケジュールを管理しやすく、自分の子どもと過ごす時間を大切することができます。

保育の質を優先できる

個別保育が行えることも大きなポイントです。

保育園では子ども1人ひとりをじっくり見ることが難しいのですが、ベビーシッターであれば1対1の保育になるので、様子を見ながら丁寧な保育を行うことができます。

本当は園児ごとにゆっくり時間を割きたいのに、なかなか満足にできないなど、もどかしい気持ちがあった方には、自分の保育観を表現しやすいという点でおすすめです。

利用者との信頼関係が高まればリピーターになってくれることも多く、モチベーションのアップにもつながります。

働き方によっては、高収入も期待できる

保育士の中には、年を重ねても昇進せず、収入に不満を持つ方もいるでしょう。

ベビーシッターは、自分の保育スキルに見合った時給を設定できたり、特技を活かしてオプション料金を設定できる場合があるので、短い労働時間でも収入がアップすることがあります。

例えば家事代行をしたり、子ども数人を集めてパン作り体験をしたりなど、保育士としての経験以外の特技も自分の仕事としてプラスできることが魅力です。

事務作業の手間がない

保育園では保育指導案を作成して日々の保育の指針としますが、作成と修正だけでも多くの時間が取られてしまいます。また保護者への連絡帳を毎日書いたり、教室内の掲示物を作ったりと実際の保育ではない部分の事務的業務があります。

しかしベビーシッターでしたらその手間がほとんどなくなり、報告書の提出のみということが多く、結果的に保育に力を入れる環境を作りやすいといえます。

注意するポイント 

ベビーシッターは正社員に比べると収入に不安定な側面があります。

特にフリーランスの場合は、軌道に乗るまで収入が変わりやすいので注意が必要です。また各ご家庭ごとのルールにも注意しましょう。

保育の場所は各ご家庭であり、使用する掃除用具、玩具なども各ご家庭のものになります。

保育する際は、位置も含めて事前確認が必要です。

他にも食事のルールや、させてはいけないハウスルールなどもあるかもしれないので、入念に聞き出しをしておきましょう。

何かケガや事故があった場合は1人で対処しないといけないので、しっかりとした知識をもつことが大切です。