転職に役立つ資格
- 2021.03.31
- 転職マニュアル
国の後押しもあり、今保育士の働く環境は徐々に改善されています。もし保育士として働くのであれば、良い条件の職場に行きたいのは当然ですよね?
転職で有利になろう
そんな時に便利なのが「資格」です。資格といってもピンからキリまで幅広く存在しますが、今回は特に保育内容とリンクした実践的なものをご紹介します!
おすすめの資格
絵本専門士
子供の発達に合わせた絵本選びや読み聞かせ方法、さらに絵本を通じた成長の促し方などの知識を身につけることができます。
独立行政法人国立青少年教育振興機構の認定する資格で、この資格を持つことにより、さらに知育に力を入れることができます。
保育の仕事をしていく上で絵本は必ず必要なものとなるので、どこへ転職しても自分の保育士としての付加価値が上がります。
費用は50,000円で、2ヶ月に1回の計5回、土・日に講座が開催されます。
講座開催場所は東京・国立オリンピック記念青少年総合センターですので、地方の方は受講が難しいかもしれません。
リトミック指導者
「リトミック」とは、スイスの音楽家エミール・ジャック・ダルクローズが開発した子どものための音楽教育手法です。
特定非営利活動法人リトミック研究センターをはじめとした、複数の資格認定団体において取得することができ、この資格を持つと音楽教育の知識や技術を身につけることができます。
特に子供たちの音感やリズム感を養うための知識が得られるので、音楽教育に力を入れている施設へも有利に就職できるのが魅力です。
こういった教育を取り入れている保育園はリッチな傾向にあり待遇も良いことが多いため、選択肢となる求人の質を高めていくこともできます。
運動保育士
子供の体力低下や運動意欲が問題視される今、特に注目されているのが運動保育士です。
運動保育士とは、「柳沢プログラム」に基づいたメソッドを通して、
子どもたちの健全な心と身体を育む運動遊びのプロフェッショナルのことです。
「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能コース」があり、それぞれに初級・中級・上級のレベルがあります。
運動保育士会こどもプラスが各地で開催している講座を受講することで取得出来ます。
特に需要の高い資格なので、転職活動を有利に進める武器として非常に効果的といえます。
イングリッシュエキスパート保育士
一般社団法人保育英語検定協会が認定を行っている保育英語検定。
保育士資格を持つ人はイングリッシュエキスパート保育士証が発行されます。
これから国際化が進み、外国の人と関わることが多くなってくるかもしれません。
また英語教育の低年齢化が進んでいる時代でもあるので、今後ますます保育現場でも必要になってくるでしょう。
「教育面」に力を入れている保育園に転職したい時に、特に役立つスキルといえます。
認定病児保育スペシャリスト
認定病児保育スペシャリストは、病気やケガなど、体調不良の子どもにも対応できるスキルを身に付けることができます。
一般財団法人日本病児保育協会が開くWeb講座を受講し、1次試験→実習→認定試験を経て取得ができます。
こちらは子供たちの安全を担保する上で、必ず役に立つ資格といえます。
特に保育士の人数が少なく、園外活動も多い小規模保育園などでは、とても重宝される資格となるでしょう。
食育スペシャリスト
食に関する深い知識と、食べ物の企画力があることを認定する資格です。
フード・インストラクターと食育スペシャリストの2つの修了が認定されるという特徴があります。
素材の個性を活かしたレシピ作成や食育に関する知識全般について学ぶことができるので、保育士としてだけでなく個人としても有益な資格です。
保育士にとって食育を学ぶことは、園児の健康管理だけでなく、安全管理の面としても有効であるといえます。
受講期間は3日〜2ヶ月と校舎によって変わってきます。
宝の持ち腐れにならないように!
注意しなければならないのが、資格はただ持っていれば良いというわけではないことです。
もちろん資格を持っていることは有利ではありますが、ただ資格を集めるコレクターとなってしまっては、面接の時に逆にマイナスの印象を与えてしまうことになります。
面接では「〜の資格を実際の保育の現場で活用してみて、結果として〜のような形で園児からも職場からも喜ばれました」のように、キチンと活用した時のイメージが湧くような伝え方を心がけましょう。
うまくアピールできれば一般の保育園はもちろん、より専門的な施設における保育士需要にも応えていくことができるため、転職の幅がグッと広がります。
まずは自分の興味のある内容を選んでみて、保育士としてのスキルを強化してみてください。