梅雨時期におすすめ「雨の日さんぽ」の注意点

2021.03.31
お役立ち情報
梅雨時期におすすめ「雨の日さんぽ」の注意点

小さな傘が並んでいたり、カラフルなカッパではしゃいでいたり。雨の日のおさんぽもまた違う楽しみがあります。けれど油断は禁物!雨だからこその危険もお忘れなく!

 

雨の日さんぽを取り入れよう

1年に1度訪れる梅雨の時期。なかなか外に出られず、室内での活動が多くなりがちな季節ですが、ここでおすすめなのが「雨の日さんぽ」です。

雨の日は、園児たちにとって新しい発見の連続です。大人にとっては当たり前のことであっても、園児たちの視点を通して見ると、新鮮な驚きに満ち溢れています。今回は雨の日さんぽのメリットや、行う際の注意点をご紹介します。

 

雨の日さんぽのメリット

雨の日は、いつも見ている景色がまったく別物のように感じられるでしょう。園児たちは自分の五感をフルに使って、雨を楽しむことができます。

目で感じる、いつもと違うグレーの世界。
耳で感じる、雨の降る音、歩く時のパシャパシャする音。
鼻で感じる雨のにおいや土や木の香り。

水たまりで遊んでみたり、雨宿りして隠れ家にいるような雰囲気を味わってみたり、木を揺らして葉についた水を落としてみたり。全てが新鮮に感じられ、もしかしたら雨の日を好きになってくれるかもしれません。

他にもカエルやカタツムリを観察してみたり、いつも見る鳥や虫がどこにいるのか考えてみたり、雨の日にしかできない自然との触れ合いも楽しむことができます。好奇心の幅を広げる意味でも、雨の日さんぽはおすすめです!

 

雨の日さんぽの注意点

雨の日さんぽは、事前準備がとても重要になります。園児たちに、安全に楽しんでもらうために以下のことに注意しましょう。

 

事前に天気を確認しておく

雨の日さんぽは、適切な天気を選ぶことが大切です。ただ雨が降っている日だから、それでよいというものではありません。雨が激しく降る日や、風の強い日は、園児たちにとって危険ですので避けましょう。

理想的な天気としては、弱い雨がポツポツと降るような、寒すぎない日です。園児たちがレインコートだけでお出かけできるくらいが、動きやすく、子どもたちにとっても安全です。梅雨時期はタイミングのよい天気の日を見計らって、常に散歩の準備をしておくとよいでしょう。

 

コースを決めておく

コースに関しては安全面と、お楽しみの面、2つを意識することが大切です。

雨の日は滑りやすいので、通り道に危険な箇所がないかをしっかりと確認しておきましょう。歩く距離としては、いつものさんぽよりも短い距離で十分です。あまり長時間歩いていると、体を冷やしてしまうことがあるので注意が必要です。

さらにコース内に、生き物や自然と触れ合えたり、雨宿りして楽しめる場所などがあると、より園児たちにも楽しんでもらえます。蛙や虫、葉っぱがあるところ、木の下に隠れることができる場所、安全な水たまりのある場所など、こういった要素が含まれていると、より理想といえます。

 

保護者に知らせておく

雨の日さんぽは普段のさんぽとは違います。そのため保護者には事前に知らせておく必要があります。知らせる際は、雨の日さんぽの主旨などに関してわかりやすく伝え、理解や協力を得られるようにしておきましょう。

また雨具を準備するのにも時間が必要です。「知らなかった」ということがないよう、連絡帳や掲示板、口頭などで忘れずに伝えましょう。

 

ルールを決めておく

雨の日さんぽを安全に終えるためには、保育職員の管理はもちろん、園児たちにも注意喚起をする必要があります。

・雨の日は視界が悪く滑りやすいので、走らない
・車の通る付近は特に気をつける
・水たまりに勢いよく入らない
・友だちに水をかけない
・こまめに点呼をとる

など。
いつも歩く道でも、雨の日となると危険度が変わるので油断は禁物です。

 

まとめ

雨の日さんぽについてご紹介しました。注意点に気をつけて、いつもと違った楽しみ方をしてみましょう!

園児たちが待ち遠しくなるように、事前に雨にちなんだ童謡を歌ったり、絵本を読み聞かせして期待感を煽ってみるのもおすすめです。ぜひ試してみてください!