男性保育士は園児と保護者からのウケはいい?

2021.03.05
保育園について
男性保育士は園児と保護者からのウケはいい?

全体の約4%と言われる男性保育士、数字を見れば「少ない」と思われてしまいます。しかし、少しずつではあるものの増えてきているのです!

今回はそういった男性保育士の現実、そして男性保育士がもっと活躍する為の秘訣をお伝えしていきたいと思います!

男性保育士のイメージ

正直言って、男性保育士のイメージは決して高くありません。ここ数年で取り上げられている、園児に対する性的虐待がニュースになっているからです。

男性保育士というだけで『え・・?子どもが好きなの・・?』と心が痛むリアクションを取られることもあります。

とはいえ、園で自分のポジションや存在意義を見出して、同僚や保護者から信頼を置かれている男性がほとんどなわけですが、ほんの一部のせいでその努力が水の泡になってしまっている現実もあります。

男性保育士の実際

■子ども

┗子どもからのウケに関しては子どもの年齢によりがちです。低い年齢であれば泣かれることがほとんどですし、抱っこしようとしても拒否されることもしばしば。

一方、幼児クラスに行くと大人気です。理由として体を大きく使った遊びが出来る事・リアクションが大きい事があると思います。

■保護者

┗信頼を得るまでに女性よりも多くの時間とコミュニケーションが必要とされます。

しかし、自分の専門性や保育観などしっかりと持ち、保護者との受け答えの中に子どもを大切に思う気持ちが出ていると非常に大きな信頼を得る事が出来ます。

とにかく印象が大切!

先ほど申し上げた通り、男性保育士には疑惑の目を向けられる事があります。

だからこそ、普段から清潔にする事や、挨拶をきちんと出来る事も重要になってきます。ある園では女性保育士が髪を染めていい事に対して、男性保育士は髪を染める事が認められてないという事もあるそうです。

これは園が差別しているわけではなく、男性保育士を守ろうとする一つの手段と言えます。それほどまでに印象というものは大切になって来るのです。

子どもと関わる上で気を付けるべき事!

まず、大きな事として着替えやトイレの介助です。おむつの交換は任されることが少ないですし、園によっては男性がおむつを替える事はタブーとなっています。

また、幼児でも女児のトイレ介助の際には女性保育士に頼むなどして、あまり見ない、触らないという暗黙の了解になっています。

着替えにも配慮すべきことがあり、自分の前では下着の状態になる事がないようにします。担任である以上、致し方ない場面もありますが、そういった事に配慮しなければなりません。

また、ボディースキンシップを子どもから求められる事も多くありますが、ダイナミック過ぎてけがをさせてしまうケースもあります。

子どもの発達や周辺の安全性を十分に理解しておかなければなりません。

信頼を得てからは大活躍!!

子ども・保護者・職員からの信頼を得る事が出来れば、たくさんの雑務や力仕事、行事等で人前に出ること等、引っ張りだこになります。保育だけでなく園の環境を守っていく唯一無二の存在になる事も出来ます!

イケメンは得!?

沢山の男性保育士を見てきましたが、やはり、コミュニケーションの入り口として顔が整っている事はプラスには働きます。

しかし、そこに実力が伴わないとがっかり感も倍増です。実際にあった話をお伝えします。

あるイケメン保育士が私の職場に就職しました。爽やかな好青年といった感じで、清潔感も申し分ありませんでした。年中クラスの担任をしていましたが、他のクラスのお母さんからもうわさになるほどでした。

年中クラスの個人面談が始まった時期です。イケメン保育士とじっくり話が出来るという事でお母さん方はドキドキされていたそうです。

実際に面談が始まると、子どもの様子をはっきりと話してくれない。気になる事を投げかけてもあやふやな言葉しか返って来ず、沈黙も続く。という内容だったらしく、期待感は急降下したそうです。

やはり保護者は子どもをどれだけ見てくれているのか、どのような保育士なのか、という事を見ているので、やはり顔の偏差値はあってないようなものであると言えます。

まとめ

■マナーや身だしなみ・挨拶をきちんとする

■出来ない事は女性を頼るしかないが、地道に信頼を得ていく

■専門性を高める事が保護者からの信頼につながる

■子どものトイレや着替えの介助は十分配慮する

■保育に顔は関係ない!人間性や専門性を磨いていく