保育士のやりがいはこんなところにある!
- 2021.03.05
- 保育園について
保育士と言えば、 「給料が安い」「持ち帰りの仕事が多い」「残業が多い」などとマイナスイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?
確かに離職率でいうと高い職種です。それでも保育士として働き続ける人がおり、「子どもの成長や笑顔を支える」なくてはならない存在です。
筆者である私も10年以上、保育士として働いているわけですが、保育士として働く上でのやりがいを今回はお伝えしたいと思います!
■やりがい①【子どもとの関わり】
何といっても子どもとのふれあい、関わり合いでしょう!子どもはとってもまっすぐな心を持っています。
大人が気付かないような不思議を感じたり、思いもよらない遊びを生み出したりします。そういった子どもならではの発想や発見を目の当たりにした時に子どもの素晴らしさに出会う事が出来ます。
■やりがい②【子どもの成長】
乳児
┗乳児は歩く・食べるといった身体的、機能的に大きな成長が見られる時期です。ハイハイをしていた子どもが伝い歩きをし出すと保育士は大きな感動を覚えます。
離乳食を進んで食べるようになるとまたまた感動します。そういった目に見える体や機能の成長を味わえるのは乳児の担任の醍醐味でしょう。
幼児
┗幼児は身体的な成長に加えて、心の成長が顕著にみられるようになります。
私は主に幼児の担任をしていますが、本当に子どもの心の成長には毎度感動させられます。
例えば、友だちに対して荒い言葉や乱暴な表現でしか関わりを持てなかった子どもが、『遊びに入れて』と言えるようになった時には、抱きしめてあげたくなる程です。
■やりがい③【保護者との関わり】
子どもを理解するためにはまず、家庭を、保護者を理解していかなければなりません。若い保育士はこの、「保護者との関わり」が苦手な人が多い傾向にあります。
保護者と子どもについて話した時に、専門的な事を言えなかったり自分の考えに自信がないからであると思いますが、親の子育てに対する考え方を知るだけでも子どもの理解に繋がったりすることもあるので、積極的に関わる事が大切です。
そうして信頼関係を築いていく事が出来れば、自分の保育や行事を支えてくれるようになります。保護者と一体感を味わえることも保育士としての喜びです。
保育士に対して、心を開いてくれなかったり警戒心を持っている保護者との関わりは神経と体力を使いますが、それでも根気強く関わっていくと次第に心を開き、沢山話をしてくれるようになります。
『この人が心を開いてくれた!』と思うと、思わず自分を抱きしめたくなるほど充実感や満足感を味わう事が出来ます。
■やりがい④【進級・卒園の時期】
日々の保育は大変なことも多いですが、すべてが報われた気がする3月。
一年間、試行錯誤して悩みながらも根気強く関わった子どもたちが次の学年に上がる時に、「あー楽しかった」と思える事が多いのです。
例え9割が苦しかったとしても、やり切った自分と思い出を沢山作ってくれた子どもの表情を見ると全て吹き飛ばしてくれます。
また、一生懸命に関わっている姿を見ていた保護者からは手紙や連絡帳、口頭などで感謝の言葉を伝えてくれることもあります。
■やりがい⑤【大きな行事】
運動会や発表会など、保育園には細かな行事と大きな行事があります。大きな行事になると準備や練習などで本当に忙しい毎日となります。行事によっては保育士自身がステージに立って余興や出し物をすることもしばしば。
通常の保育や事務作業に加えて仕事が増えるので、時間を確保する事や他の保育士と合わせる事等、頭をもさげる事もありますが、これを経験すると中々楽しいものです。
同僚とわいわい言いながら構成を考え、作り上げていく楽しさもありますし、それを見てもらう・評価してもらう事もまた次への意欲を掻き立てるのです。
まとめ
■やりがいに気付くまでには時間を要する事が多い
■やりがいに気付く前に離職してしまうケースが多い
■子どもと関わる仕事は自分の在り方や関わり方で姿が変わるので、イメージ通りになった時には大きな達成感がある
■保護者との関係構築も大きなやりがいの一つとなる