延長保育の実際、子供たちの様子は?

2021.03.11
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延長保育の実際、子供たちの様子は?

"延長保育" よく耳にはするけれど、 園児たちは、どのようなことをして、どんな風に過ごしているの? そんな皆さんの「延長保育」に対する疑問を、私の体験談と合わせながら紹介していきます!

■延長保育の実際

延長保育の時間は、保育士の人数も減ります。園によって異なりますが、乳児クラスと幼児クラスに分かれて合同で過ごし、その後もう少し時間が遅くなっていくと全年齢関係なく合同保育になるのが一般的です。そして、遅番の先生と延長保育の時間を過ごすことになります。

 

遅番の先生と過ごすということで、担任の先生がいなくなってしまうことも多いです。そのため、普段あまり一緒過ごしていないクラスの子どもの場合には、人見知りをされてしまうこともあります。

 

ですが、子どもの人数も少なくなっていくので、落ち着いて過ごすことができます。

 

私の経験ですが、延長保育を利用する園児の中には、延長保育の時間内に保護者の方がお迎えに来られずに、保育士が残業をして最後の1人が帰るまで残ることも多々ありました。当たり前のこととも言えますが、最後の1人が帰るまでは遅番の保育士は待っていないといけないので、仕事が終わるのが遅くなることも度々ありました。

 

■子どもたちの様子は?

延長保育を利用する子どもたちにとって、延長保育の時間は寂しいと感じているようでした。延長保育の時間になると子どもの人数も少なくなり、時間が遅くなるにつれて友だちもお迎えが来てしまいどんどん人数が減っていくことで、寂しくなってしまい泣いてしまう子もいます。

 

乳児の年齢の場合、いつも一緒にいる担任の先生が帰ってしまい、あまり関わりのない他のクラスの先生が遅番というときには慣れておらず、人見知りなどをしてしまい泣いてしまうこともあります。

 

反対に、いつもと違うクラスや異年齢児と関わることが好きな子どもは、喜んで遊んでいる子もいます。人数も少なくなると先生を独り占めして、自分の好きな絵本やあそびをしてもらえたりすることが嬉しい子もいます。私の経験では、最後の1人になってしまう子はいつも、

「また僕最後だ。お母さんまだかな。」

と寂しそうに窓の外を見ていました。

 

まとめ

■子どもたちは親が迎えにくることを楽しみに待っている

■延長保育の時間になり、寂しくなってしまう子どもたちも多くいる

子どもたちが寂しい思いをしないように、お迎えまでの時間、遅番の延長保育を担当する際は、子どもたちとの会話やスキンシップを増やしてみたり、楽しい遊びを提供するように心がけています。