導入とは?スムーズに進めるコツ

2021.03.12
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導入とは?スムーズに進めるコツ

行事や日々の活動の前に行う導入です。導入を考えるにあたって「どんなことを行ったらよいの?」「子どもたちは反応してくれるの?」という不安を感じていませんか。

今回は「導入の役割」と「子どもたちに楽しんでもらいながら進めるコツ」をご紹介します!

 

■導入とは?

導入とは、活動や行事をはじめる前に、子どもたちが興味関心を持てるよう働きかけをすることです。「導入でいかに子どもの心を惹きつけるか」=「活動を楽しくスムーズに進められるかどうか」と言っていいほど、重要な役割があります。子どもたちの「遊んでみたい」「絵を描きたい」という意欲を高めるために、導入を行います。

 

導入をスムーズに進めるポイント

1.子どもたちが興味を持つ内容にする

子どもたちは「なんだろう?」「初めて見る!」という、新しいものが大好きです。知っているものだと面白くないのかと思うかもしれませんが、決してそうではありません。

 

「これ分かる!」「見たことあるよ!」と自分がよく知っていることも喜んでくれるのです。子どもたちのワクワクした気持ちを引き出せるように考えてみましょう。

 

2.日頃から子どもたちの姿を観察する

目の前にいる子どもたちが、「何を楽しんでいるのか」「何に興味があるのか」を知るために、日々の姿をよく観察し子どもの気持ちになってみましょう。子どもたちが「おもしろい!」と興味を持つポイントが見つかれば、導入は間違いなく盛り上がります。

 

■私がおすすめする3つの導入方法

①絵本の読み聞かせ

絵本さえあれば誰でもすぐにできるため、最も簡単な導入です。活動や行事に合わせた内容のものがあればベストです。乳児は話が長い絵本や内容が難しい絵本だと集中ができないため、絵が大きく分かりやすいものを選んであげてください。幼児は簡単すぎる絵本だと物足りなく感じることもあるため、読み応えのある絵本でもよいと思います。

 

絵本選びで重要なのは、年齢にあったものを選ぶことです。

 

②歌に合わせたペープサート

動物などをイラストにし割り箸に貼り付けたペープサートは、特に乳児におすすめです。あらかじめ作成しておく必要がありますが、保育士の声や歌に合わせて動かすことが出来るので重宝します。

私は「きらきらぼし」「ちょうちょ」などの童謡をテーマにしたものをいくつか用意していました。歌いながら動かすだけで、子どもたちの視線をぐっと集めることができます。

 

③簡単な素話やクイズ

素話やクイズには用意するものがなく、その場ですぐに始められるので経験上かなり助けられました。ただ、保育に慣れていない先生や緊張する場面をイメージすると難しく思う方もいるでしょう。

子どもたちは大人が思っている以上に純粋で素直なので、「こんなもの!?」という内容でも楽しんでくれるのです。

 

「先生は朝ごはんに何を食べたでしょう?」「うさぎの耳は長い?短い?」など本当に簡単なクイズでもよいです。保育に慣れてきた方はぜひチャレンジしてみてください。

 

まとめ

■導入とは?

・活動や行事をはじめる前に子どもたちが興味関心を持てるよう働きかけをすることです。

■導入をスムーズに進めるポイント

・子どもたちが興味を持つ内容にしましょう。

・日頃から子どもたちの姿を観察しましょう。

■おすすめする3つの導入方法

①絵本の読み聞かせ

②歌に合わせたペープサート

③素話やクイズ

日頃から子どもたちの様子をよく観察し、興味のあるものを探ってみましょう。子どもの心を惹きつける導入が行え、活動がスムーズに進むようになります。子どもたちのワクワクした姿を見ながら、先生自身も保育を楽しんでください。