履歴書を書く時におさえるポイント
- 2021.04.01
- 転職マニュアル
履歴書は面接のたびに書く重要書類。ついつい適当に書いていませんか?採用担当者に見てもらいやすい履歴書の書き方をお伝えします!
転職活動中に、履歴書の書き方で悩んでしまうことも多いのではないでしょうか?
今回は履歴書の抑えておくべきポイントを「基本事項」と「差をつけるポイント」に分けてご紹介します。
基本事項
きれいに字を書く
保育の仕事はまだまだ文字を書く機会も多く、特に保護者とのやりとりをするための連絡帳はとても重要な存在です。
字がきれいということは、それだけでもプラスのポイントといえます。
きれいに字を書くというと、つい1字のうまさだけに気を配ってしまいがちですが、実は同じくらい重要なのが全体の「バランス」です。
文章全体を俯瞰して見た時のバランスの良さが、第一印象を決定づけるのでぜひその点も意識しましょう。
写真
写真はスピード写真でもかまいませんが、プロのカメラマンがいる写真屋で撮ってもらった方が仕上がりが良いです。
今はスマホアプリなどでも、手軽に証明写真は撮れますが、時間が限られている場合を除き写真屋で撮ってもらうことをおすすめします。
撮る際は、髪色や髪型に気をつけつつ清潔感をアピールし、口角を少し上げて明るい印象を与えるとよいでしょう。
日付と生年月日
日付の欄は迷ってしまう方もいますが、「履歴書を書いた日」ではなく「履歴書を提出する日」を記入します。
郵送するなら「ポストへ投函した日」、面接に持参するならば「その日付」とします。
また日付を西暦で書いた場合は生年月日も西暦でそろえます。和暦で書いた場合も同様に和暦でそろえます。
細かいところですがこういった点は注意しておきましょう。
間違えたときは最初から書き直す
途中で書き間違えてしまった場合には、修正液や修正テープなどは使用せず書き直すようにしましょう。
修正跡が残っていると全体の見栄えが悪くなってしまいますし、採用担当者によっては応募に対する本気度が低いと判断されてしまいます。
面倒くさく感じてしまう人もいるかもしれませんが、履歴書は人生を大きく左右するものですので、妥協せずに頑張りましょう。
いきなり書くのではなく、書き間違えが起こらないように、事前に下書きしたものを手元に用意しておくのがおすすめです。
最後にきちんと見直しをする
履歴書全体を見回して、最終チェックを忘れないようにしましょう。
文章や漢字の間違い、インクが用紙についてしまったなど。
きちんとやったと思っていてもミスは起こるものです。
日付や電話番号などの、数字の間違いも確認が必要になります。
差をつけるポイント
ここからが合否を分ける選考の重要ポイントになります。
「職歴」「免許・資格」「志望動機」が、面接官が採用基準に照らし合わせてじっくりと読み込む箇所であり、履歴書におけるメインといえます。
職歴は見やすい工夫を
大切なことは「職務経歴書」とは分けて考えて、履歴書単体で見ても概要がわかるように工夫することです。
保育施設の名称や役職を省略せずに記入することはもちろんのこと、「業務内容」を簡潔に添えることで、より採用者にイメージを持ってもらいやすくなります。
さらに従業員数や園児の数などを記載しておくと、働いていた園の規模感も相手に伝えることができます。
こういった相手目線を意識した丁寧な書き方をするだけで、他の応募者との差をつけることができます。
過去のアルバイト経験で、保育に関わることや保育とうまく関連付けられるものがありましたら、ぜひ記入しておきましょう。
免許・資格は優先順位をつけて
保育に関する資格を持っていれば、相手に良い印象を与えることができます。
もし多数の資格を取得している場合は、保育の仕事に関連するものに優先順位を定めて、取得年数順に記入していきましょう。
他にも現在取得に向けて勉強中である場合も、アピールする余地はあります。
取得予定時期を含めて記載しておけば大丈夫なので、「現在進行系」で学んでいる積極的な姿勢の自分を印象づけることができるでしょう。
趣味はうまく職務につなげる
趣味は自分の好きなことをそのまま記入してもよいのですが、できればそこから保育の役に立つように、うまくリンクさせるとより効果的といえます。
例えば趣味が読書であるなら、絵本や児童文学についても言及してみたり、音楽鑑賞や楽器演奏が趣味であれば、音の楽しさを子どもたちに伝えることができるとアピールしてみたり。
自分の趣味と子どもたちの活動との接点を考えてうまく活用すれば、趣味も立派な差別化ポイントに変化します。
志望動機は冒頭で活躍をアピールする
志望動機を印象付ける方法として、冒頭に自分の活躍する姿を伝える、という方法があります。
一般的によくある志望動機は、
「私は今まで〇〇をしてまいりました、その中で◇◆という経験をしてきました。それなので△△をしてこの園で活躍したいと思います」
というような構成です。
この文章は、一見すると時系列順に丁寧に説明して、良い文章のように見えますが、結論が最後になってしまうため、一番伝えたい部分の印象が薄まってしまいます。
そこでおすすめするのが、冒頭で先に活躍をアピールする方法です。
「私は△△をしてこの園で活躍したいと思います。なぜなら私は今まで〇〇をしてきて、その中で◇◆という経験をしてきたからです」
最初に結論があることで、読んだ人がイメージを浮かべやすく、その論拠として今までの経験が書いてあるため文章がスッと入っていきやすくなります。
仕事の場面においては、起承転結よりも結論ファーストのコミュニケーションの方が、圧倒的に伝わりやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。