登園の準備は大変?保育士が特に気を付けるポイントとは

2021.04.04
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登園の準備は大変?保育士が特に気を付けるポイントとは

なにごとも準備が1番大事!保育時間中に子ども達にしっかり目を向けるために、事前にしておくべき準備をおさらいしましょう!

保育は、子どもが保育園に登園してきてからが本番と思う人もいるかもしれません。
しかし保育士の仕事は園児が登園してくる前から始まっています。

朝の登園準備をしっかるすることによって、子ども達が安心して1日を過ごすことができ、それがひいては子どもを預ける保護者の安心にもつながるんです。

今回は朝の登園準備で保育士が特に気を付けているポイントをお伝えします。

 

■保育計画のチェック

日案計画を確認し、その日に何をするのか、保育のねらいなどを最終確認します。
前日の日報を読み、引き継ぎがないかを確認することも大切です。

 

■天気のチェック

保育園では、天気によってその日の活動の内容や保育の内容が異なります。
そのためあさイチでの天気の確認は欠かせません。

 

晴れの場合

晴れる場合には散歩に行ったり、園庭で遊ぶ時間を長くしたりします。
そのため虫よけスプレーや救急道具など、散歩で使うアイテムの確認や、園庭に危険なものが落ちていないかのチェックをします。
日差しが強い日、気温が高い日などには、子ども達が熱中症にならないための準備も必要ですね。
年少児のクラスではバギーなどの安全確認も行います。

 

雨の場合

雨の場合には室内遊びが主な活動になります。
そのため室内遊びで使用するブロックやままごとなどの準備を行います。
片づけていた玩具を保育室に準備し、コーナー保育を整えます。

 

■保育中に使用するもののチェック

子どもたちが登園した後に行う準備は、子どもたちから目をはなす時間ができてしまうのでとても危険です。
だからこそ子どもたちが登園する前に、その日の活動に必要な物品を準備しておく必要があります。

 

麦茶や布団などの用意

保育園では子ども達が飲む麦茶のほか、午睡用の布団も朝準備をします。一時預かりの為、その日来る子どもの人数分布団におねしょシーツを敷き、カバーを掛けるのでとても時間がかかります。

しかし、子ども達が登園すると、準備する時間が無いため朝準備をしてしまいます。

 

主活動時の保育道具

その日の主活動の準備を再度確認します。

  • 使用する道具は揃っているか
  • 見本は壊れていないか
  • 活動を終えた後の流れはスムーズに行えそうか

などをチェックし、実際に頭の中でシミュレーションします。

 

導入に使用するもの

主活動や午睡前に導入する絵本や指人形などがしっかり揃っているか確認します。

また、導入として使用する保育道具は保育者がすぐに手に取りやすい場所に置いておきます。

 

■安全のチェック

遊びの遊具や道具には思わぬことで怪我につながることもあります。
そのため、子どもが使う前に道具の安全確認が必要になります。

 

玩具の確認

使用する玩具が壊れかけていないか、ひびなどが入っていないかを確認します。
また、手作り玩具で作り直した方がよい玩具があれば、保育室から取り除いておきます。

 

床のチェック

前日の主活動によっては、保育後に掃除を行っていても隙間から細かな新聞紙や折り紙が出てきたりもします。
ごみが落ちていないか確認することも、子ども達が安全に過ごせるように環境を整える大切な仕事です。

また、床が滑りやすくなっている場合もあるので保育前にチェックし、安全策を考えます。

 

洗濯物などの片づけ

前日に干していた洗濯物を取りこみ片付けます。
保育室内がしっかり片付いているか、子ども達の手の届く範囲に危険な物が置かれていないかを確認します。

 

まとめ

保育士は常に子どもに注意が向けられるよう、事前に準備・確認できることは登園前の時間に行っておくことが大切です。

保育計画のチェック

その日の主活動やねらいを確認し、必要なものを準備しておきます。

天気のチェック

天気によって1日の活動に変化があるので、その日の天気の確認をしておきましょう。

保育道具のチェック

子ども達が安全に使用できるか、保育者が使いやすいかなど事前に確認します。

安全のチェック

保育園では子ども達の安全が第一です。
子ども達が安全に1日を過ごせるように保育室内の環境設定は毎朝必ず行いましょう。